在宅高齢者のミカタ!

在宅高齢者の健康と生活を守る定期巡回・随時対応型訪問介護看護

定期巡回・随時対応型訪問介護看護にはどのような人が向いているのか?

定期巡回・随時対応型訪問介護看護に向いているのは、以下のような人です。これから訪問介護員を目指そうと思っている方は参考にしてみてください。まず、「世話好きな人」、これはまさに介護士に最適な性格と言えます。世話好きな人であれば、利用者が求めるどんな要求にも快く対応できますし、嫌な顔一つせず対応してくれる姿を見て利用者も安心するでしょう。しかし、世話焼きな人は、介護士が担うべき介護以上のことまで引き受けてしまう可能性があるため向いていないでしょう。

また、介護と看護の連携が要となる同サービスでは、「協調性のある人」も向いていると言えるでしょう。介護職と看護職、オペレーターなど、同じ事業所内外の人とうまく連携を取ることが不可欠となり、円滑なコミュニケーションを取ることが良いサービスの提供へと繋がります。意外にも「人見知りの人」が向いているという人もいます。コミュニケーション力が高いのはもちろん大切なことですが、おしゃべりが過ぎてしまうと、他の利用者のことなど余計なことまで喋ってしまい問題になってしまう可能性もあります。相槌を打ちながら話を聞いてあげるだけでも、喜んでくれる利用者はいますので、人見知りでも問題ないでしょう。

そして、限定された時間で働きたい人にも向いているでしょう。訪問介護員は、シフト制での勤務になります、小さな子供がいる人は昼間のシフト、昼間に自分の時間が欲しい人は夜勤のシフトといったように、自分の好きな時間帯に働くことができるのは魅力の一つでしょう。

定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは|訪問介護の種類について

介護には、施設で行う介護と要介護者の自宅に出向いて介護作業を行う訪問介護があります。訪問介護の中に、定期巡回・随時対応型訪問介護看護と呼ばれるものがあります。定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは、介護士や看護師が定期的に巡回を行い、要介護者に必要なサービスを施すことです。ヘルパーと違い24時間365日いつでも駆けつけること、そして1日に数回訪問ができるのが大きな特徴です。

1回の訪問は平均して30分から1時間ほどで、利用料金は要介護度1でおよそ5,000円から8,000円、要介護度5で25,000円から30,000円となっています。1つの施設が介護と看護の両方を行う場合と、介護士と看護師がそれぞれ別の事業所から派遣される場合があります。それぞれ「一体型」「連携型」という呼ばれ方をします。

定期巡回・随時対応型訪問介護看護の利用対象者は、要介護度1から5の方です。本来ならば、介護施設でサポートを受けることが推奨される要介護者が対象になっています。定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスの利用目的は様々ですが、一般的な目的では服薬管理やインスリン注射などのその他医療行為に関するサポート、寝返りや食事、入浴などの日常生活の介助などです。介護施設への入所ではなく、手間になってでも訪問看護のサービスを利用するのには、慣れ親しんだ自宅を離れたくないという思いや、人生の最期は自分の家で迎えたい、といった思いがあります。